2013年1月16日水曜日

水上勉 禅とは何か What is Zen? by Tsutomu Mizukami

本の題名からすると、禅についての一般的な解説のように思える。しかし、その内容は、日本の代表的な禅僧の生涯を、歴史の流れに沿って、紹介する内容になっている。

紹介している僧は、栄西、道元に始まり、一休、白隠、良寛など、よく名前が知られている僧もいれば、大燈国師、鈴木正三、雲渓桃水など、あまりメジャーでない、禅僧も紹介されている。

特に、鈴木正三は、勤勉を唱えた江戸時代の思想家、としては知っていたが、曹洞宗の僧だった、とは意外だった。禅、という思想の懐の深さを改めて感じる。

それぞれの人物について、その思想だけでなく、どのような人生を送ったか、ということに重点がおかれている。

そこに、作者の考え方がよく表れている。禅とは、思想ではなく、生きることそのものの中に、現れるもの、ということだろう。

それが、水上の、”禅とは何か”という問いに対する、答えになっている。

The title of this book is "What is Zen?". But the contents is introduction about major zen monk's life. The monks are Eisai, Dogen, Ikkyu and Ryokan.

Mizumaki wrote not only the thought of these monks but also how they acted in his life actually. It is what the author wants to appeal in this book.

It means Zen is not just thought but Zen is how he lives in his real life.

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