2013年1月12日土曜日

松永昌三編 中江兆民評論集 Cyomin Nakae Anthology edited by Syozo Matsunaga

明治時代を代表する、在野の主義思想家、政治家、ジャーナリストである中江兆民が、各種の新聞に寄稿した評論文集。それ自体が、明治の政治史の記録になっている。

岩倉使節団で同行した西園寺公望とともに創設した『東洋自由新聞』の社説から、亡くなる直前の明治34年の評論まで、中江の活動の軌跡が描かれている。

特に、自ら当選した、明治24年の第1回帝国議会に関する生々しいドキュメントは、貴重な記録だ。政府の予算案に対して、議会は反対したが、一部の議員が政府に買収され、政府の予算案は妥協の上で、可決された。中江は、その妥協を嘆いている。

そうした評論を読んでいると、政治をめぐる実態は、今日でもそれほど変わりないことがわかる。中江は、そうした状況を打破しようと、政治家としてジャーナリストとして奮戦した。

政治は、上から降ってくるものではなく、自分たちで戦い、実現していくものだ、という情熱を、その行間からひしひしと感じられ、こちらの身も思わず引き締まる名著だ。

Nakae is a politician, journalist and thinker at Meiji period. This book includes his writings published in a couple of newspapers.

He was elected for a member of first Meiji parliament. He records what was happened in his writings like pressures from government, negotiations and others.

He thought that government was not given but build by ourselves. I was impressive with his thought much and looked back to the current political situation.

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