2013年3月30日土曜日

柳宗悦 茶と美(講談社学術文庫) Tea and Beauty by Soetsu Yanagi

民藝運動の創始者、柳宗悦が書いた、茶道に関する文章をまとめたアンソロジー。

冒頭の序文で、柳は現代の茶道の状況について、堕落した状態だと厳しく批判する。現代の茶人には、物を見る目がない。単に、名品と言われている物だけを珍重し、自らの目で判断していない、と手厳しい。

名品といわれる井戸茶碗、喜左衛門井戸について、実際にその目で見、その平凡の中にある美しさを絶賛し、これを名品と評価した、創成期の茶人達の鑑識眼の高さにも敬服している。

工芸的絵画という文章においては、近代以降の行き過ぎた個人主義崇拝の思想を批判し、誰が書いたかわからない近代以前の絵の美しさに目を向けるように促す。

いずれの文章でも、柳は、茶に関するものを通じて、彼の考える美の本質を語っている。

Yanagi argues his idea for what is the beauty through his articles about Japanese teat ceremony in this book.

He critics the modern Japanese tea ceremony because they can not identify which tea tools are good or bad by themselves.

He prefer unknown works to works by the individual.

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